relaxins 2.0
思いつくままに。気が向くままに。
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過去からの電話 その1
【その1】

その日、連日の猛暑、残業に疲れ果てていた僕は、
早い時間から深い眠りにおちていました。

…その音が先だったのか、
ふと目覚めてしまったのが先だったのか、
定かではありません。
ただ深夜の僕の部屋に、確かに鳴り響いていたのは電話のベル。
時計を見ると深夜の3時20分。
こんな時間に?
しかし、僕が本当に驚いたのはその時間ではなかったのです。

携帯に表示されたのは懐かしい名前--
かつて僕が特別な思いを込めて呼んでいた名前。
生まれてはじめて、ずっと将来にわたって呼び続けようと思っていた名前。
そしてそれがかなわなかった名前。。。
そう、2年前に別れた彼女でした。

関西にいた学生時代から付き合いをはじめ、
就職で東京に来てからは同棲生活をし、
向こうの親にも、こちらの両親にも会い、
妹と二人で暮らしたりもして、
そして2度も、僕のもとを去っていた、あの彼女でした。

……出ていいものかどうか迷いました。
なんの用事だろう?という率直な疑問もありましたし、
ここで出てしまったら、今までの色んなものが嘘になってしまう、
そんな危惧もありました。
そして一度寄りを戻したときにも、同じように向こうから電話がかかってきて、
それで話をするうちに、気づいたら呼び出していた過去も思い出されたりもして。

そうこうするうちに電話はきれました。
これでよかったのかな…と安堵の気持ちが胸に広がりました。

しかし、5分だけ考えたあげく、僕は電話をしていました。
もう…もう、大丈夫なはずだから、と自分に言い聞かせて。


 もしもし?
 あ…うん。


懐かしい声でした。

(その2へ続く)


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